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3度目の小笠原実況

(中断...)

2001.9.26〜


9.27
母島3日目。ダイビングの前に会社に電話して、メールデータが壊れていないことを確かめた。今月中に作業しなければ行けない用件があるのだが、大丈夫だろうか。
だんだん海の状態は良くなっているようだ。今日は2本続けて潜ることになった。いつもは1本ごとに戻ってくるが、今日は2本終わるまで帰ってこない。「忘れ物はないですかー」と言われ、ダイコンがないことに気がつく。サイテーだ。でもすぐに気がついて良かった。船を港に戻してもらい、慌ててダイコンをひっつかんで駆け戻る。ごめんなさいっ!ポイントまでの時間は約30分程。今日くらいの揺れならまず酔うことはないはずだがなんだか気分がいまいちになってきた。船の排ガスのせいかもしれない。
1本目:姪島西海岸/富戸でも見られるが、ムレハタタテダイの群れが見事だった。しかもサイズが大きくて止まっていたらすぐ近くを通り過ぎたので単体での写真も撮れた。移動中、ちょっと離れたところに信じられないくらい大きなうつぼが泳ぐのを見つけてしまった。あまりの大きさにわざわざ写真を撮りに行ってしまった程だ。しかし期待のイルカは出なかった。
船にあがって動き出す前に急いでフィルム交換。
2本目:タモト海岸/島の東側で沖港の反対側あたりらしい。期待のマンタは現れなかったが、ホウセキキントキやウメイロモドキ、アカヒメジなんかの群れが見られた。1匹だけどバラクーダも登場。こっちに来て初めてのクロユリハゼを見た。
港へ戻る間Oさんからクジラの話を聞いた。間近で聞く声は体が痛いような振動を伴うそうで。私が3月に聞いた声は結構遠かったんだと思った。
みんなでお昼ご飯を食べ、戻ってきたらFさんが港をのぞきこんでいる。足元に大きいネムリブカが泳いでいた。港の中は結構濁っているのにいろんなものがいる。
3本目:向島小ビーチ/ハマシコロサンゴの群生地。入ってすぐの砂地で大きなマダラエイが飛んできた。珊瑚の上ではアカヒメジ、ノコギリダイ、クマザサハナムロなんかの群れがすごかった。ぼんやりしていると囲まれてしまいそうになるくらいだ。いつも遠くからワイドレンズだったウメイロモドキを間近でシャッターを切れたので出来上がりがとても楽しみ。ハナヤサイサンゴの中にはパンダダルマハゼがいた。でもおっくのほーだから体の一部は見えるけど写真に撮るのは絶対無理。で、見るだけ。
ログ付けが終わった後、今日は一緒の宿のEさんと晩のおかずとチョコエッグを調達に出かけた。で、ビールとチョコエッグ+αをゲット。のんびりテレビを見ながら二人でご飯を食べた。
9.26
朝ご飯の後、少し時間があったので受信しきれないメールをTeraTermで入って削除して良さそうなら削除してしまおうと思った。ところが、TeraTermでの接続がなぜか拒否される。原因はさっぱり。この手はだめそうだ。いい手がないのでとりあえず諦めた。FTPはできるのに、なんで〜!?
今日は昨日より少し海が静かみたい。私と一緒の船で渡ってきたMさんが加わった。Eさんのリクエスト島の東側に出発したが、やっぱりだめだー、ってことで向島へ変更。 1本目:大ビーチ/入ってすぐ、砂の上のネムリブカを見つけた。すごくいい感じでよったのだがシャッターが切れたのにストロボが光らなかったような気がして、次の瞬間逃げられてしまった。続けて撮った分が写っているかな?
2本目:四本(しほん)岩/巨大な岩の裂け目がダイナミックな景観。向こう側へ行ってみたいな。境目だけに?流れがきつい。ウミウシが多いポイントだ。ネムリブカとカノコイセエビが隠れている岩の隙間に首を突っ込んでみる。上手く撮れたかなー。
今日はいつも昼ご飯を食べる喫茶店が定休日。みんなで船長が買ってきてくれたカップラーメンを食べる。私は「辛いの」とリクエストしたらうれしいことにとんがらし麺で満足満足。あんまり良くないなーと思うけど、船長がカップ麺の残りを目の前の港にどぼどぼどぼ…。すると中に残っていた麺の争奪戦が始まった。ミナミイスズミがたくさん集まってきたのだ。いつもは岸壁に生えている海草をかじっているようだった。そのうち「えさをやったらマダラエイもくるぞー」ってことで、船長がムロアジを3匹、餌用に出してきてくれた。凍っていたので少し溶かしてからやってみると、おっきなマダラエイが岸壁に張り付いてきた。私とNさんはあんまりすごいのでカメラを取りに行ったが、戻ってきたらエイはおなかがいっぱいになってしまったのか、岸張り付きはしてくれなかった。でもいいや、見れたから。
3本目:脇浜ビーチ/ここまで来てなんで透明度の悪いビーチ?って思われそうだけど、ビーチは結構侮れないと思う。案の定めっずらしーいハクセンカタギや、たぶん浅いところならではのツノダシの幼魚の群れ、多分始めて見るシマハギが見られた。
ログ付けあと、スーパーに行った。朝ご飯とおやつ用だ。そこでなんとチョコエッグを見つけ、もちろんゲット!なんともう第5弾だって。明日も買いにいこーっと。今日はスーパーに行ったので携帯食の卵とほうれん草のピラフにちょっとリッチにビールとかまぼこがおまけ。あれこれ買ってもいいけど帰るまでにちょうどなくなるように調整するのがちょいと難しい。
夜中、また会社のメールを取りに行った。受信に時間がかかるメールを取り除いて受信しようと試みた。ところがなんだかメールファイルのサイズが0になってしまって大あせり!しかもバッテリー切れ。仕方ない、明日何とかしよう。
9.25
朝、危うく2度寝寸前で何とか目がさめた。しかし30分余裕が減ってしまった。猛ダッシュで荷造りのラストスパート。母島でまた広げるので、とにかく忘れ物がなければオッケー!ということで、無理やり押し込む押し込む。朝ご飯も10分ですませ、車で送ってもらう。港についたのは出航10分前で一安心。
7:30出航。父島の二見港を出ると天気がいいので母島が見えている。あそこまで約2時間。船室に荷物を置いて、マッコウが見えないかと甲板で1時間粘ったがだめだった。やっぱね。疲れてきたので船室に戻ってちょっと昼寝。アナウンスで目がさめたら母島の沖港に入るところだった。窓から外をのぞくとまだ夏が残っている気がした。また来られて良かったと思った。
船が港に着くと宿のおばさんが見えた。さすがに3回目なので顔を覚えてくれたみたいで岸から手を振ってくれた。
宿には先客、Eさんがいた。そして彼女もダイバーだった。私より1つ前の船でこっちに来ていたそうな。
とりあえず支度をしてダイビングセンターに向かった。ところが入り口が1つも開いてない。変だと思ったら母丸のお見送りでみんな出払っていた。堤防に向かっていた一人が気がついてくれた、良かった。登録用紙を書いてぼちぼち支度を始める。今日は2本だ。ガイドはOさん。
1本目:向島コミナト海岸/いやー、魚が多いね〜。良いね〜。ロウニンアジが遠くに見えた。初めて見るシロボンボンウミウシは白くてとても綺麗。戻ってきて石の下のキンチャクガニを見つけた。ラッキー!自分で見つけたから独り占め状態でシャッターを切りまくった。これでいいのが撮れてたら大収穫!(^-^;
2本目:ビリビーチ2/ツバメウオの集団をひたすら撮った。
夜は自炊。これに備えて今回はキャンプ用の携帯食料を持参した。パックご飯にふりかけも飽きるしね〜。今日はキムチピラフ。
夜パソコンの充電ができていないのを思い出した。充電ができたらまたメール受信に行こうと思っていら寝てしまった。

9.24
父島ダイビング2日目にして最終日。今日も風が強くてポイントが限られているようだ。
1本目:兄島瀬戸はきだし/岩をのぞきこんだらのされたウミウシのようなものを見つけた。後で聞いたところによると、ヒラムシだそうだ。初めて見た。食べられないからほとんど研究されていないそうだ。
2本目:西島大岩/これといって珍しいものには遭遇しなかった。 3本目:赤ブイ/港の入り口の赤いブイの脇。港に近いから期待できないと思う人は大いに違いないが、波が穏やかなせいだと思うが、とてもたくさんの魚が群れていた。クマザサハナムロ、ムロアジが流れて行き、カンパチも現れた。かと思えば遠くにトビエイがすっとんでいるし、アジアコショウダイにテングダイ、カノコイセエビ。じっくり探したらもっとたくさん何かがいそうだ。
父島は今日でおしまいなのでダイビングサービスに清算に行き、ついでにお土産パート2に出かけた。Tシャツがいいかな、と思ったけど、クジラのバンダナとイルカの小さい置物を見つけたのでそっちに変更〜。
今日はまた先日のお三方のグループと夜遊びに出かけた。みんなは明日のおが丸で帰ってしまうそうだ。というわけで、AM1:00までカラオケパート2であった。次回は石垣でねって、できるかなぁ、できるといいなぁ。
夜中、明日の出発に備え、できる限りの荷造りをした。
9.23
父島ダイビング初日。風は強くて島影でしか潜れない状態。
1本目:人丸島/やっぱ水がきれいだ〜。ハタタテハゼもたくさんいるから狙い放題!ただ海が荒れかけのせいか、魚影がいまいち薄い気がする。
2本目:三畳一間〜沈船/ずーーーーーーっと見たかったフリソデエビの、しかもペアで、さらに結構大きいのが見られた。自分的には大収穫!問題は写真のピントが合っているか!?
3本目:人丸島/砂地でお約束?のガーデンイール。いつも白い棒にしか見えないので撮らなかった。ズームのできるカメラなら…。で、とりあえずベニオチョウチョウウオ?
晩御飯の後に昨日のメンバーでグリーンぺぺを見に行くことになった。途中、ほぼ建設が終わった電波望遠鏡を間近で見せてもらった。赤いナトリウムランプに照らされたそれはとても不思議な物体だった。足元が360度回転で、パラボラが水平位置から垂直位置へ動く。小笠原、石垣島、鹿児島、岩手の4箇所に同じパラボラを置いて、銀河系の地図を作るんだって、すごーい!
そこからしばらく先の道路脇に車を止めて、林の中へ踏み込むと、ぼんやり光る小さな点を見ることができた。デジカメでフラッシュ有り無しで撮って見た。 宿に戻って早速パソコンに落としてみようと思ったらなんと!FlashPathのドライバが入っていない!この間リカバリをしたまま入れ忘れていたようだ。メールを受信しがてらドライバをダウンロードしに公衆電話へ出かけた。ドライバのダウンロードはあっさり行きました。さて、会社のメールと思ったらなんと!受信中にバッテリー切れ〜。添付がついてるらしいメールで5分くらいそれの受信にかかっていたが取りきれなかった。ハイバネーションが始まって、いきなりぶちきれ。(T_T)
とりあえずそこは諦めて、デジカメの写真取り込みをした。でもやっぱり800とか1600の好感度フィルムでも使わないとうまく撮れないみたい。拡大したら緑のモザイク模様になっちゃった。

フラッシュを
つけると…



公衆電話ではフル充電が15分程度しかもたないので、宿のご主人のご好意で電話回線をお借りした。しかし、つなげてもつなげても先方から切断されましたのメッセージ。さっきぶちきれたから?それとも回線が混んでいるから?まさかウィルスでサービス停止?NIFTYはつながるのに〜。とりあえず今日は諦め。

9.22
目がさめて外に出た。水平線からの日の出がとっくに終わってしまっていたが、いい天気だった。ただし風はやや強い。島への到着は予定より20分ほど早く10:50くらいだった。宿に荷物を置いて、出かける。原付を借り、パン屋でパンを3つ、自販機でお茶をゲット。何度か道を間違えつつ、山周りコースで小港方面へ。途中の海が見渡せる展望台から海を見た。当然だがマッコウクジラは見られなかった。ついでに白波が立っている。明日以降のダイビングが心配だ。小港海岸手前の緑地帯で、パンとお茶の遅い昼ご飯。誰かのオカリナを聞きながら、ベンチでしばらくぼんやりしていたら、腕がドカタやけになった。一応小港海岸をのぞいて、セルフタイマーのデジカメしてみた。台になるものの背が低いので景色がいまいち。三脚が欲しいかも。市街地に戻ってダイビングセンターで明日の申し込み。そこからしばらくうろうろしてから土産調達を開始。必要最低限をゆうパックした。土産だけ先に帰京。一緒に怪しいものを見つけたのでゲット。水につけると6倍に膨らむ魚。(^-^;
宿の晩御飯タイム。去年知り合ったHさんが登場でびっくり!一緒に仕事で来ていたSさん&Kさんとも知り合い、その後はカラオケ大会で楽しんだ。ところでKさんはつい先日、マッコウといるかとマンタを1日で全部見たそうな、しかも全部水中で!うらやましすぎるっ!
戻ってきてからメールを受信しに行こうと思ったが、充電完了を待っている間に寝てしまった。
9.21
会社から戻って荷造りを開始、終了5時。朝ご飯を食べてぼんやりしていたら寝込んでしまった!7時ごろ母に起こされて冷や汗をかく!
港について乗船券をゲットし、荷物をチッキにした後コンビニで食料を調達。この間八丈に行くときにはあったとんがらし麺がなくてちょっと残念。今回の乗船はA−1=海に向かって一番左のエスカレータで上った先だった。飛行機に乗るときみたいな通路だった。10:00出航。前回は乗ってすぐ爆睡だったが今回は1時間ほど仮眠をしたし、助成金のための乗船証明書をもらうために11時までは寝られない。そういえば観光協会に連絡していなかったので船の中から電話してセーフ。短い昼寝を繰り返し夜になった。カップ麺を食べ、歯を磨いてさらに寝る。今回はなぜだかやたら腰が痛くなる。でっかい枕のせいかもしれない。帰りの船では枕を使わないようにしてみよう。